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足の爪が伸びない3つの原因!肺の病気かもしれない!

<監修医師  WASHIO>
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年齢や季節によって、爪の伸びるスピードは違います。

手の爪は1か月で約3㎜伸びるのに対して、足の爪は1か月で約1.5㎜しか伸びません。

 

足の爪は、もともと伸びるのが遅いです。しかし、体の不調によって、爪が伸びていないかもしれません。

足の爪が伸びない原因は、一体なんでしょう?

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足の爪が伸びない原因には冷え症が関係

 

女性の2人に1人は「冷え性」で悩んでいる、という調査結果があります。

女性だけでなく、男性でも冷え性に悩まされている人は多いのではないでしょうか。

 

その「冷え性」、足の爪が伸びない原因のひとつです。ではなぜ、冷え性だと足の爪が伸びないのでしょうか?

 

血流と爪の関係

爪もヒフの一部。血液から栄養や酸素を十分に受け取れないと、爪の成長も滞ります。

夏はよく伸びるが、冬は伸びない。このように季節によって爪の伸びの速さが違うことを自覚している方。

 

その原因は冷え性や血行不良によるものが、十分に当てはまります。

爪の成長だけでなく、冷え性は万病のもと。積極的に足を温めるようにしましょう。

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足の爪が伸びない!考えられる病気

 

冷え性の他にも、足の爪が伸びない背景には、ある病気が隠れているかもしれません。

どんな病気が潜んでいるのでしょうか?

 

黄色爪症候群(おうしょくそうしょうこうぐん)

普通、爪の色はピンク色です。しかし、この病気では爪が「黄色」になり、爪全てが伸びなくなります。

また伸びないだけではなく、爪が厚くなることもあります。(厚くなっても伸びることはない状態になります。)

 

黄色爪症候群の原因は「呼吸器官」です!慢性の副鼻腔炎や、気管支炎、気管支拡張症などを抱えていると、黄色爪症候群が見られます。

 

また、黄色の爪のほか下記の症状が見られます。

・ふくらはぎから足の甲にかけてむくみ

・胸水の貯留(レントゲン写真で確認)

 

呼吸器に問題を抱えていると、リンパや血液の循環が悪くなり、爪が黄色くなります。そして、爪が丸みを帯び、はがれやすくなります。

またマニキュアやジェルネイルを常に施している方は、普段の自分の爪の色が分からず症状が進行していても気がつかないことが多いです。

さらにジェルネイルに含まれる爪硬化剤や様々な成分が原因で、黄色爪症候群を発症する場合もあります。

【関連記事】
気管支炎の症状チェック!大人と子供で治療法違う?

 

爪白癬(つめはくせん)との違い

黄色爪症候群に似た病気に爪白癬(いわゆる水虫)があります。爪白癬も一部の爪が黄色に変色します。

しかし、黄色爪症候群のように全ての爪が黄色く変色は通常しません。(非常にまれ)

 

また、爪白癬の場合、黄色より白く濁ることのほうが多いそうです。

 

爪周囲炎(そうしゅういえん)

これは字のごとく、爪の周りで炎症を起こすことによって、爪が伸びなくなります。

原因は黄色ブドウ球菌や緑膿菌、化膿性連鎖球菌など菌の感染によっておこります。

 

菌以外でも、カビによるカンジタ性爪囲炎もあります。ささくれや深爪などの傷から化膿菌が侵入して発生します。

爪周囲炎には2つのパターンがあります。

 

ひとつは急性炎症

これは、爪周囲に痛みや発赤、腫れが見られます。進行すると膿(うみ)がたまり、強い痛みを伴います。

 

もう一つは、ひょう疽(ひょうそ)です。

菌が深部まで侵入し、指先の腹側が化膿します。ひょう疽もズキズキとした激しい痛みが起こります。

炎症が浅いと爪の周りに膿疱(のうほう)ができます。

 

深いと指の曲げ伸ばしが困難になるほか、爪がはがれる危険性も高まります。

手の爪の噛み癖のある人は爪がなかなか伸びません。

子どもの爪が伸びない原因の殆どは、栄養不足ではなく「爪の噛み癖」で、ストレスを感じる際に噛むことが多いです。

そのうちストレスを感じなくても、爪を噛むこと自体が癖となり成長してからも爪を噛むことがあります。

足の爪を噛む人はなかなかいませんが、噛まなくても爪を圧迫する靴や歩き方をする人は、炎症を引き起こしやすくなります。

「足の爪が伸びることには伸びるけど、まっすぐ伸びない」という方は、靴が足に合っていないかもしれません。

 

その他の原因

病気ではありませんが、足の指を強くぶつけたり、怪我が原因で爪が剥がれる場合がありますよね。

この場合、しばらくは足の爪が生えてこない場合があります。

また生えてきたとしても、表面がでこぼこして健康な爪とは言い難い状態です。

本来爪は薄い層と厚い層の二層で構成されていますが、足の指の中でも小指などは爪そのものが薄く、1本の爪で表面を覆っている状態です。

爪を裏側から見ると、うっすらと薄い膜が爪と指の間にあるのがみえます。

この膜は「ハイポニキウム」といって、爪と指を繋ぎ止める役割があります。また雑菌が侵入するのを防ぐ役割もあります。

爪が剥がれた際にこのハイポニキウムも失われると、新たに丈夫な爪が生えるまでに時間がかかります。

健康な爪が生えてくるまでには一年間ほど見て下さい。

当然ながら爪に覆われていない足の指には痛みを感じ、無理に締め付けると変形した爪が生えてくる恐れもあります。

足の爪が剥がれたらしっかりと消毒をして、絆創膏で傷口を晒さないようにしておくといいでしょう。

内出血を起こしている場合は、こまめに絆創膏を貼り替えて乾燥を保つようにします。

 

また妊娠中は身体に様々な変化が起きますが、爪も例外ではありません。

殆どの妊婦さんは爪が伸びやすく感じるようになりますが、早く伸びるのに反比例して爪は割れやすくなります。

いつも通りに過ごしていると、ちょっとした衝撃で爪が剥がれ、生えにくくなることもあります。

妊娠中は爪の保護も忘れずに行いましょう。

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足の爪が伸びない病気の治療法

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爪が伸びない原因は3つありました。この原因に対して、どんな治療方法があるのでしょうか?

 

原因が冷え性の場合

まず大切なのは「血液の循環を良くする」こと!マッサージなどで、血行を良くしましょう。

その他にも栄養素を補うことも大切です。爪に必要な栄養素とその栄養を豊富に含んでいる食品を紹介します。

 

・タンパク質・・・爪の主成分。大豆や肉・魚など

・ビタミンB2・・・タンパク質の代謝促進や細胞の再生・成長を促進します。レバーや納豆に多く含まれます。

・ビタミンB6・・・タンパク質と同じように爪の主成分のひとつ。にんにくやカツオなど。

・ビタミンC・・・コラーゲンの生成促進。いちごやパパイヤに多く含まれます。

・亜鉛・・・爪やヒフの新陳代謝を促します。レバーや牡蠣が豊富です。

 

黄色爪症候群の場合

まず皮膚科へ受診しましょう。黄色爪症候群と診断されれば、内科へ紹介され原因になる疾患の特定を行います。

原因が解明できたら、その原因に対し治療を行います。

 

黄色爪症候群はすぐには治らず、長期間治療が必要です。対処療法として内服薬やステロイド薬の局所注射等を行います。

 

爪周囲炎の場合

こちらも受診するのは皮膚科になります。治療内容としては、症状によって変わります。

 

症状が爪周囲のヒフに限られ、爪の裏側と密着しているヒフの部分に変化が少ない場合は、抗菌薬を全身に投与します。

 

また、膿疱の切開や、膿を出す局所療法を行います。

症状が深刻な場合は、抜爪手術(爪をとる)をする場合があります。

 

足の爪が伸びない原因は3つありました。もし原因が病気だった場合、完治まで時間がかかります。

足の爪は普段気にしない部分のひとつだと思います。これをきっかけに、足の爪も気にしてみましょう。

また髪の毛と爪はほとんど同じ成分からできており、髪の毛がいつもより乾燥すると感じる場合は足の爪も脆い状態になっていることが多いです。

足だけではなく髪の毛の変化も常にチェックすると、異変に素早く気付くことが出来ますよ。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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